【西国三十三】谷汲山(たにぐみさん) 華厳寺(けごんじ) [霊場を巡る]
[第三十三番札所]十一面観世音菩薩 2013年9月7日 奉拝 (岐阜県揖斐郡)
電車は、大阪を出て京都を経由して滋賀に入り、琵琶湖の東側を北上して米原から岐阜の大垣へ。
大垣から樽見鉄道に乗り換え、揖斐川と根尾川沿いを遡るように進み、谷汲口駅で下車。
谷汲口から華厳寺の近くまではバスで約10分、自宅から約4時間半、10時すぎに到着です。
案外近いと感じたのですが、後半遠征ばかりしていたので、もう距離や時間の感覚がバカになってきているのでしょうか。
バスを降りお店の並ぶ参道を歩いていると、店先に「鮎」「うなぎ」「しいたけ」「田楽」などと書かれた張り紙やのぼりが目に留まります。どうやらそのへんがここいらの名物なんでしょう。帰りが楽しみであります。
キョロキョロしながら歩いて約10分、仁王門前に到着。ついにやって参りました。
ああ!南無大慈大悲観世音菩薩!(前のおばちゃんの背中を読んだ)
ひとつの旅の終着点と思えば、やはり感慨深いものがあります。
いつもより幾分厳粛な気持ちで手を合わせます。
そしてすぐ横の納経所で御朱印をいただきました。こちらの御朱印は3つセットです(900円)。
おなじみの「大悲殿」は本堂(観音堂)を指し、あとのふたつは「満願堂」と「笈摺(おいずる)堂」と墨書きされていて、これは、それぞれ「現在」「過去」「未来」という意味もあるそうです。
なんだか難しいお話になりそうなんであまり追求しませんが、きっと含蓄のあるお話があることでしょう。なむなむ。
なお、笈摺堂の「おいずる」とは、巡礼者の人が羽織っている白い装束のことです。
満願のあと持ち帰るもんだと思っていましたが、納めるんでしょうかね。
そのへんわかりませんが、幾千幾万のおいずるが堂内狭しと積み上がっており、周りには納めたであろう方々のとても古い集合写真の数々が額に飾られてありました。
先輩方もごくろうさんでした。
そして、満願堂ではタヌキが見守るなか、満願のお礼をさせていただき、それから本堂に戻り納経所で「満願之証」をいただきました(2,000円)。
柱の鯉は「精進落しの鯉」だそうで、これをなでなでして精進生活を終え、これからまた新しい俗世の生活に戻るというものらしいです。
精進落しと聞いて、思い浮かぶのはお葬式の最後に食べる仕出し料理。
私も何か食べて精進上げせねばなるまいと思っていたら、仁王門すぐ前のお食事処「富岡屋」さんの立て看板に、おあつらえ向きのお品書きがありました。
早速、看板にあった「満願そば(700円)」を注文。
お蕎麦の上にのっかっているのはタケノコとシイタケとマスの甘露煮とカイワレです。
満願の嬉しさもあって、おいしさ倍増です。
お出汁まですべて飲み干すと、器の底に「満願成就」の文字が。
心にくい演出だ。
また鉢の側面には、華厳寺のご詠歌が。
「今までは 親と頼みし おいずるを 脱ぎて納むる 美濃の谷汲」
やっぱり納めるんですね。
気分良くお店を出て、最後は参道の掛軸表装や巡礼用品など取り扱っている「谷汲堂」さんで、なにか記念にと思い腕輪数珠(100円オマケで800円)を購入してお参りは終了です。
すべてに、ありがとう!そんな殊勝な気持ちで谷汲山をあとにしました。
午前中に華厳寺での目的を果たしたので、お昼からはせっかくですから岐阜市内に足を延ばし、岐阜城あたりを観光してから帰ることに。
駅からバスで岐阜公園へ。
金華山がそびえ、その山頂にちょこんと岐阜城があります。
その前の呼称である稲葉山の稲葉山城と言えばわかる人もいるかもしれませんが、えらいところにあるお城です。
ロープウェイで上まで行き、天守閣に登り、眼下に長良川が横たわる展望レストランで「信長どて丼(750円)」をいただきました。
牛と豚のホルモンを岐阜味噌でじっくりと煮込んだもので、めちゃうまです!
それにしても眺めがいいですね。
「美濃を制する者は天下を制す」そんな天下布武な感じのする大パノラマでした。
最後にマンホールと風景印の写真。ウ、ですね。
電車は、大阪を出て京都を経由して滋賀に入り、琵琶湖の東側を北上して米原から岐阜の大垣へ。
大垣から樽見鉄道に乗り換え、揖斐川と根尾川沿いを遡るように進み、谷汲口駅で下車。
谷汲口から華厳寺の近くまではバスで約10分、自宅から約4時間半、10時すぎに到着です。
案外近いと感じたのですが、後半遠征ばかりしていたので、もう距離や時間の感覚がバカになってきているのでしょうか。
バスを降りお店の並ぶ参道を歩いていると、店先に「鮎」「うなぎ」「しいたけ」「田楽」などと書かれた張り紙やのぼりが目に留まります。どうやらそのへんがここいらの名物なんでしょう。帰りが楽しみであります。
キョロキョロしながら歩いて約10分、仁王門前に到着。ついにやって参りました。
ああ!南無大慈大悲観世音菩薩!(前のおばちゃんの背中を読んだ)
ひとつの旅の終着点と思えば、やはり感慨深いものがあります。
いつもより幾分厳粛な気持ちで手を合わせます。
そしてすぐ横の納経所で御朱印をいただきました。こちらの御朱印は3つセットです(900円)。
おなじみの「大悲殿」は本堂(観音堂)を指し、あとのふたつは「満願堂」と「笈摺(おいずる)堂」と墨書きされていて、これは、それぞれ「現在」「過去」「未来」という意味もあるそうです。
なんだか難しいお話になりそうなんであまり追求しませんが、きっと含蓄のあるお話があることでしょう。なむなむ。
なお、笈摺堂の「おいずる」とは、巡礼者の人が羽織っている白い装束のことです。
満願のあと持ち帰るもんだと思っていましたが、納めるんでしょうかね。
そのへんわかりませんが、幾千幾万のおいずるが堂内狭しと積み上がっており、周りには納めたであろう方々のとても古い集合写真の数々が額に飾られてありました。
先輩方もごくろうさんでした。
そして、満願堂ではタヌキが見守るなか、満願のお礼をさせていただき、それから本堂に戻り納経所で「満願之証」をいただきました(2,000円)。
柱の鯉は「精進落しの鯉」だそうで、これをなでなでして精進生活を終え、これからまた新しい俗世の生活に戻るというものらしいです。
精進落しと聞いて、思い浮かぶのはお葬式の最後に食べる仕出し料理。
私も何か食べて精進上げせねばなるまいと思っていたら、仁王門すぐ前のお食事処「富岡屋」さんの立て看板に、おあつらえ向きのお品書きがありました。
早速、看板にあった「満願そば(700円)」を注文。
お蕎麦の上にのっかっているのはタケノコとシイタケとマスの甘露煮とカイワレです。
満願の嬉しさもあって、おいしさ倍増です。
お出汁まですべて飲み干すと、器の底に「満願成就」の文字が。
心にくい演出だ。
また鉢の側面には、華厳寺のご詠歌が。
「今までは 親と頼みし おいずるを 脱ぎて納むる 美濃の谷汲」
やっぱり納めるんですね。
気分良くお店を出て、最後は参道の掛軸表装や巡礼用品など取り扱っている「谷汲堂」さんで、なにか記念にと思い腕輪数珠(100円オマケで800円)を購入してお参りは終了です。
すべてに、ありがとう!そんな殊勝な気持ちで谷汲山をあとにしました。
午前中に華厳寺での目的を果たしたので、お昼からはせっかくですから岐阜市内に足を延ばし、岐阜城あたりを観光してから帰ることに。
駅からバスで岐阜公園へ。
金華山がそびえ、その山頂にちょこんと岐阜城があります。
その前の呼称である稲葉山の稲葉山城と言えばわかる人もいるかもしれませんが、えらいところにあるお城です。
ロープウェイで上まで行き、天守閣に登り、眼下に長良川が横たわる展望レストランで「信長どて丼(750円)」をいただきました。
牛と豚のホルモンを岐阜味噌でじっくりと煮込んだもので、めちゃうまです!
それにしても眺めがいいですね。
「美濃を制する者は天下を制す」そんな天下布武な感じのする大パノラマでした。
最後にマンホールと風景印の写真。ウ、ですね。
谷汲山華厳寺、とても懐かしく拝見しました。
もう何十年も前、まだ名鉄谷汲線があったときに、ばあちゃんと行ったことがありました。
長い参道の両脇には土産屋がたくさんあって、それが途切れると山の中の本堂にたどり着くんですよね。
本堂には、たしか戒壇めぐりがあって、まっくらな中を手探りで歩いた覚えがあります。
by skekhtehuacso (2013-09-18 12:11)
skekhtehuacso様、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりでございます。
参道の道路は整備されたものだと思うのですが、うん十年だと基本それほど変わってないんじゃないでしょうか。
もしかしたら以前ほどの活況はないのかもしれませんが、それはそれで静かなのもいいもんです。
もしお近くならまた参拝されてみてはいかがでしょう。いろいろ思い出すこともあるかもしれませんよ。
by あおき (2013-09-19 18:45)