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【西国薬師】法性山(ほうしょうさん) 般若寺(はんにゃじ) [霊場を巡る]

[第三番札所]2017年5月3日 奉拝 (奈良市般若寺町)


東大寺の西側を上がって行き、しばらくしてバスを下車。

民家の立ち並ぶ道をお寺へと向かっていると、突然黒い大きな門が現れる。
狐狸や盗人が棲んでいても・・・ってくらい古そうな御門ですが、やはり最古クラスの楼門遺構で、国宝のようです。

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境内に入ると、すぐに観音石仏が並んでいてその背後に山吹がわっさわっさと。
歩を進め本堂正面の方へ行くと、矢車草の花が咲いています。
コスモス寺として名高いところですが、この季節もたくさんの植物が綺麗です。

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それと、先ほど古い楼門を見たからか、広いお花畑が広がっているせいか、お堂の佇まいが昔々の荒涼とした地にぽつんとあるお寺を思い起こさせ、なんだか郷愁を誘う景色に映りました。とても印象深い姿のお堂です。

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そのお堂に上がり手を合わせ、御朱印をいただく。
墨書きに「石塔薬師」とある。
お堂の前の十三重の石宝塔の東側にお薬師さまが祀られてあったみたい。
帰ってから気づく。反省。

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お薬師さまには気づきませんでしたが、秘仏公開の文字は目に留まり、こちらは拝見。

40cmほどの金銅製の阿弥陀如来像。
7世紀後半白鳳時代のものらしく、昭和39年の十三重の石宝塔大修理の際、軸石の中から木箱に入った状態で発見されたそうです。

そして、その阿弥陀さまの台座部分には、さらに三体の仏さま(5~10cm程度の胎内仏)が納められていたようで、こちらはガチャポンに入ってそうなくらい、ちーちゃいちーちゃいものでした。

楼門、本堂、秘仏といろいろな良いものを見学でき、よかったです。
また自分の中のお気に入り寺院の一つに加えられました。

再び、近鉄奈良駅前に戻ります。

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