SSブログ

【新西国三十三】鳥形山(ちょうけいざん)安居院(あんごいん)/ 飛鳥寺 [霊場を巡る]

[第九番札所]聖観世音 2017年7月16日 奉拝 (奈良県高市郡明日香村)
御詠歌: うきことの きゆるもけふか あすかでら すえやすかれと いのるみなれば


橿原神宮前からバスで約20分、門前に到着。
周りを水田に囲まれたのどかな場所に寺院はあります。

asukadera1.jpgasukadera2.jpg

門をくぐって正面に見えるのが、思惟殿。この巡礼の観音さま。
その手前が金堂。お堂に上がりお寺の方の解説を聞く。

飛鳥寺は、6世紀末に創建された我が国最初の仏教寺院と言われ、乙巳の変(いっしのへん/40代の私は「大化の改新」と習った出来事)までは蘇我氏の氏寺でもあった。
創建当時は法興寺(平城京遷都で元興寺)と呼ばれ、パネルにあるような立派な伽藍もあったようです。

asukadera6.jpgasukadera4.jpg

そして、ででん!と鎮座するは、日本最古と名高い本尊の釈迦如来坐像。通称、飛鳥大仏。
丈六くらいの大きさに見えますが、大仏とありますのでそれより少し大きいのかもしれません。鞍作鳥(くらつくりのとり)の作と言われています。
近年の研究で、やはり飛鳥時代製作であることが確認されたとか。

また当時の中金堂が今のこの場所と同じ位置にあり、大仏さまも当時のまま鎮座していることから、蘇我一族の方々がお勤めした場所で皆さんも手を合わせている、というようなこともおっしゃっていたので、なにやら浪漫を感じるお話です。

asukadera5.jpgasukadera3.jpg

最後にお寺の方が、どうぞ記念に大仏さまのお写真をと促してくださったのでお言葉に甘えて、パシャパシャと。
なかなかの貫禄でありました。良きご縁に合掌。

asukadera7.jpgasukadera8.jpg

新西国の御朱帳を受け取る。
聖観音さまかと思いきや、飛鳥大佛とある。姿のよい揮毫、なんか鳥っぽい。

お寺のそばにある蘇我入鹿の首塚にも手を合わせて参拝は終了。
暑かったけど、時々田んぼを渡る風が気持ちよかったです。

nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント