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本とカフェと魯肉飯(ルーローハン) [旅のおもひで]

碁盤の目を少し歩けば、人を惹きつけるのに十分な魅力を兼ね備えたお店が京都には多いなーと。何軒かの本屋とカフェを巡りました。

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古びた雑居ビルの階段を上ってすぐ、灯りのともる鉄の扉を開ければそこは「月と六ペンス」というカフェ。何か秘密めいた雰囲気です。

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ここのおもしろいところは、読書に特化していること。
お客さんはほぼ一人客で、ただ静かに珈琲を飲み(軽食もある)、本を読む時間を楽しむカフェ。
なので、客の話声がしないのはもちろん、BGMも最小音量、照明もやや暗く外光も読書に必要な分しか取り込んでいない徹底ぶり。
初めて入ったとき、やや緊張感のある空気はあったものの、慣れてくれば図書館のような居心地の良さがあります。
ありそうでなかったカフェ、おもしろい。

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「月と六ペンス」にほど近いところには「レティシア書房」という古書・ミニプレス&ギャラリーのお店があります。
こちらは店内が明るく、店主ご夫婦も話しやすい。
取り扱っているものも、古くて固い感じの書籍は無く、割と最近の親しみやすいジャンルのものが中心。定期的にのぞきたくなるお店です。

そして、もう一軒立ち寄ったのは「誠光社」という書店。
あの恵文社一乗店の店長を勤めておられた方が独立して始めたというので気になっていたお店。
ここはラインナップが少し斜めな感じで、趣味やサブカルチャー系などニッチなものが充実しており、背表紙を眺めるだけでも十分に楽しめる。

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この日の昼食は誠光社近くの「微風台南」でとる。以前テレビで紹介されていたのを覚えていて何年か越しに来店。
かわいらしい絵の描かれたメニューを見ていると迷いますが、記憶に焼き付いていた魯肉飯(ルーローハン)は外せない。甘辛く煮た豚肉をご飯にかけた台湾の料理です。

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煮込まれた厚揚げと玉子をトッピングし、スープと一緒にいただきましたが、ちょっと違和感が……

隣の中国人らしき若い女性二人は、中国語のできる店員さんにいろいろ注文し、まずは飲み物がきて、そのあとご飯とおかずが何品か運ばれてきて、なんか絵面でみたことのあるそれらしい食卓に。

もしかしたら、魯肉飯と何かおかずを食べるのが一般的なスタイルなんではないか。
自分は魯肉飯を丼物感覚で注文しましたが、これは日本でいえば大衆食堂に入ってご飯とお味噌汁と漬物だけを食べているようなもんか。
と、思うとちょっと恥ずかしい気もしますが、本場みたいと噂される料理を食べることができてよかった、満足です。

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魯肉飯をパッと食べてそそくさとお店を出たあとは、これまた近くにある「かもがわカフェ」に行き食後のコーヒータイム。

なんだか倉庫跡っぽいところです。
皆さん、いろんなとこで工夫して商売してんなぁーと感心。
ランチのカレーが美味しそうでしたが、やや少量だったとはいえ先ほどお昼ごはんを食べたばかりなので、ここではコーヒーのみで休憩。

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ゆっくりしたあとは、また京都御所の南側をあっち行きこっち行きして、お散歩。

疲れてきたところで最後はバナナの木?が目印の「カフェ ビブリオティック ハロー」へ。

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留学の経験もないけど、ちょっと外国のアカデミックな雰囲気もあるカフェなんでしょうか。
というか、自分以外はほとんど外国人客です。
自分には場違いかなと思いながらも、パイナップルとミントだったかそんなスムージーをいただき、しばし本を読んで時間を過ごしました。

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京都には、こんなお店が集まる素地や地力みたいものがあるんでしょうね。どこもいちいち洗練されているというか、スタイルが際立っているというか、かっこよかったです。

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あとりえSAKANA

さすが本好き(本屋好き)なカフェ好きな
あおきさんらしい京都歩きですね。
レティシア書房さんは絵本作家を目指しつつの
絵描きの友人が作品展をした時に行った事が
あります。懐かしいー。

それにしてもあおきさんはタフですね。
今の時期の日中の京都歩きは地獄で、
美術館・博物館のハシゴが出来ない暑さです。
(私が弱っているだけかもですが(笑))
by あとりえSAKANA (2019-08-10 00:23) 

あおき

SAKANAさん、おはようございます。
レティシア書房さん、企画展をよくされているので、顔の広いSAKANAさんなら行ったことがあるというのは納得です。
いえいえ、暑いの嫌だし、できれば歩きたくないヘナチョコです。
タフということでいえば、逆に私がSAKANAさんに持っている印象です。すごいあっちこっちに出歩いているなぁーと。
by あおき (2019-08-12 05:41) 

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