あおきさん、大阪を離れる前に地域の蕎麦屋をまわる [お蕎麦のある風景]
わたくし50歳という人生の節目に、どこかで小さなお店を持ちたいなー、誰もが気軽に入れる定食屋か蕎麦屋がしたいなーと、心の片隅でそんなことを夢見て日々過ごしておりましたが、今年の7月末に意を決してまずは自宅の処分を不動産屋さんに相談。
「ま、年内に数件の問い合わせがあり、来年の春くらいまで具体的に検討する人が出てくれば・・・」というお話をして、その間にどこか古都と呼ばれる風情のある町か、あるいは少しばかり自然の豊かな町、できれば気候の温暖なところに良い物件が見つかればとおよその計画を立てておりました。
ところが、8月入ってすぐに前向きに検討する人が数組現れて、8月の末にはその中の一組と契約に至るという電光石火な展開に。
次に住まわれるご家族は、お子さんが来年小学校にあがるので校区の問題もあり、11月下旬くらいまでの引渡しをご希望。
12月末ではお互いに気忙しいし、8月に決まって年が明けてから引き渡すのではお待たせしすぎだと思い、承諾した。
と、これが夏までのお話。
さてと、これからが大変。
9月10月11月で、今の本業を畳み(バイトの方も辞めさせてもらい)、家を片付け、次の移住先を決め、物件を探し、11月20日までに引越しを完了させて家を空っぽにして引き渡すという鬼のようなスケジュール。
本業は自分で調整できるが(実際、数件の仕事の依頼を断ったことは大変心苦しかった)、バイトの方は急に辞められても困るだろうと思い10月末までとしたので、準備の時間があまり取れない。
なかなかの忙しさ、正直、いろいろな面できつい。でも一方で焦りながらも、この状況を楽しんでいる!?来月には住所不定無職になろうかというのに、このへんが私ののん気さというか、“痛い”一面だろうか。
とにもかくにも、えらいこっちゃ!の事態なのである。
しかし、そんな時でもお腹は減る。
勉強も兼ねてというよりかは、地域での暮らしを惜しむかのようにお蕎麦屋さん行脚。
こちらのお店は10席ほどのカウンター席で、大将が調理し奥様らしき人が接客している二人体制。
一人で蕎麦を湯がき、天ぷら揚げて定食・丼物にも対応し、その上篭めしまである。
一人で大したものだ。10席が限界なんだとは思うが、商売に手馴れている感じする。
メニューを見てもお客さんの要望に応えるかのようなお客さん本位のラインナップと価格。
天ぷらは衣がたっぷりでもカラッと揚がっていたし、蕎麦もおいしかった。それに安い(天ざる1,200円)。いろいろとすごいお店だと思う。
次は昭和町にある、おそらく10年くらいは営業しているお店。
お蕎麦がおもしろい。お蕎麦が細くてなぜだか短く切れている。お味はよかった。
先のお店と違い、商売に徹してるかといえばやや弱いところもあるかもしれないが、店主の方のお人柄がとても良く、きっといろんな人との繋がりが出来ていて商売されているんだと思います。実際、食べている間も数人の馴染み客が食事をしていった。また立ち寄りたくなるいいお店なんだと思う。
あと憶測ですが、2階の窓にお布団が干してあったので、もし自宅の1階で商売されているのなら少し経費の負担も小さいのではないか。あとお一人で店を回しておられるようだし。
次は店名もお店の外観も伏せておこう。
なんとなく店主さんのこだわりが強すぎる感じがする。
私の中で“こだわり”というのは世間的に使われているようないいものではなく、意味のないものに固執しているさま。
しばらく店主さんに、お蕎麦のことやお店の運営のお話を聞かせていただいたが、独善的で物事に対してもどこか否定的な捉え方をされる方で、やはりその経営は推して知るべし。昼食時でしたがお客さんは終始私一人でした。
先の2店は見習いたいところがたくさんあったが、ここはどちらの店とも真逆な感じであまりいい印象を持てなかった。人のことを言えた義理ではないが、反面教師にしようと思った。
そして最後は、15年前帝塚山に引越して来て最初の頃に行ったきりだった自宅近くのお店、某有名タレントさんのお身内がやっておられる麺処です。
もう代替わりをされてますが、今も地元の人に愛されていることがお客の入りからもわかります。
ま、ここはお蕎麦ではなく、うどんがメインでしょうか。
以上、繁盛云々はともかく、皆さん思うところがあってお店を開き今も日々頑張っておられます。私もその道を歩めるのかどうかはまだわかりませんが、少しずつ歩を進めて行ければいいなと思っております。
「ま、年内に数件の問い合わせがあり、来年の春くらいまで具体的に検討する人が出てくれば・・・」というお話をして、その間にどこか古都と呼ばれる風情のある町か、あるいは少しばかり自然の豊かな町、できれば気候の温暖なところに良い物件が見つかればとおよその計画を立てておりました。
ところが、8月入ってすぐに前向きに検討する人が数組現れて、8月の末にはその中の一組と契約に至るという電光石火な展開に。
次に住まわれるご家族は、お子さんが来年小学校にあがるので校区の問題もあり、11月下旬くらいまでの引渡しをご希望。
12月末ではお互いに気忙しいし、8月に決まって年が明けてから引き渡すのではお待たせしすぎだと思い、承諾した。
と、これが夏までのお話。
さてと、これからが大変。
9月10月11月で、今の本業を畳み(バイトの方も辞めさせてもらい)、家を片付け、次の移住先を決め、物件を探し、11月20日までに引越しを完了させて家を空っぽにして引き渡すという鬼のようなスケジュール。
本業は自分で調整できるが(実際、数件の仕事の依頼を断ったことは大変心苦しかった)、バイトの方は急に辞められても困るだろうと思い10月末までとしたので、準備の時間があまり取れない。
なかなかの忙しさ、正直、いろいろな面できつい。でも一方で焦りながらも、この状況を楽しんでいる!?来月には住所不定無職になろうかというのに、このへんが私ののん気さというか、“痛い”一面だろうか。
とにもかくにも、えらいこっちゃ!の事態なのである。
しかし、そんな時でもお腹は減る。
勉強も兼ねてというよりかは、地域での暮らしを惜しむかのようにお蕎麦屋さん行脚。
こちらのお店は10席ほどのカウンター席で、大将が調理し奥様らしき人が接客している二人体制。
一人で蕎麦を湯がき、天ぷら揚げて定食・丼物にも対応し、その上篭めしまである。
一人で大したものだ。10席が限界なんだとは思うが、商売に手馴れている感じする。
メニューを見てもお客さんの要望に応えるかのようなお客さん本位のラインナップと価格。
天ぷらは衣がたっぷりでもカラッと揚がっていたし、蕎麦もおいしかった。それに安い(天ざる1,200円)。いろいろとすごいお店だと思う。
次は昭和町にある、おそらく10年くらいは営業しているお店。
お蕎麦がおもしろい。お蕎麦が細くてなぜだか短く切れている。お味はよかった。
先のお店と違い、商売に徹してるかといえばやや弱いところもあるかもしれないが、店主の方のお人柄がとても良く、きっといろんな人との繋がりが出来ていて商売されているんだと思います。実際、食べている間も数人の馴染み客が食事をしていった。また立ち寄りたくなるいいお店なんだと思う。
あと憶測ですが、2階の窓にお布団が干してあったので、もし自宅の1階で商売されているのなら少し経費の負担も小さいのではないか。あとお一人で店を回しておられるようだし。
次は店名もお店の外観も伏せておこう。
なんとなく店主さんのこだわりが強すぎる感じがする。
私の中で“こだわり”というのは世間的に使われているようないいものではなく、意味のないものに固執しているさま。
しばらく店主さんに、お蕎麦のことやお店の運営のお話を聞かせていただいたが、独善的で物事に対してもどこか否定的な捉え方をされる方で、やはりその経営は推して知るべし。昼食時でしたがお客さんは終始私一人でした。
先の2店は見習いたいところがたくさんあったが、ここはどちらの店とも真逆な感じであまりいい印象を持てなかった。人のことを言えた義理ではないが、反面教師にしようと思った。
そして最後は、15年前帝塚山に引越して来て最初の頃に行ったきりだった自宅近くのお店、某有名タレントさんのお身内がやっておられる麺処です。
もう代替わりをされてますが、今も地元の人に愛されていることがお客の入りからもわかります。
ま、ここはお蕎麦ではなく、うどんがメインでしょうか。
以上、繁盛云々はともかく、皆さん思うところがあってお店を開き今も日々頑張っておられます。私もその道を歩めるのかどうかはまだわかりませんが、少しずつ歩を進めて行ければいいなと思っております。
【私の人生の展望なんて誰も興味ないだろうと】
いえいえ。人が人生の上で≪大きく舵を切る時≫≪岐路に立つ時≫
というのはドラマというか、ドラマチックに事が運ぶと思うの
ですね。≪あれよあれよという間に≫というやつですよ。
まるでそうなるように決まっていたかのように事が運ぶのです。
( 私にもそういう時期がありました。誰にでもそんな時期が
あると思います。)
そういう時は外野(?)から見ていてもとても興味深いです。
思っていた通り、お家の事がスルスル決まったのも「まさに!」
っていう感じですよ。渦中にいる人は「あーれー(クルクルクルクル)」
かもですが(笑)
落ち着き先も「あれ?」って感じで決まるかもですよ。
ところで。お時間あればですが。「ぐーちょきぱー」さんという
そばがき屋さんがあります。杭全です。私は年内に絶対行こうと
思っています。大阪最後の蕎麦巡りの中にご興味があればぜひ
調べて行ってみて下さい。
ブログの続きが楽しみです。
ま、時間があれば。ご無理のないようにー。
by あとりえSAKANA (2019-10-25 10:22)
いつかあおき先生のお店へ訪問して飲んだくれてみたいと思います。
by skekhtehuacso (2019-10-25 22:11)
いつかお店に行きたいです^^
お蕎麦屋さんで日本酒が飲めると嬉しいなあ〜(笑)
by リュカ (2019-10-29 10:27)
SAKANAさん、こんばんは。
確かに、私の周りの人も私の動向、どこで何をしてどう生きていくのか、なんとなく楽しそうに見てはりますね。なかなかスリリングな状況ですから。
以前そばがきの店行っておられましたね。前にも言ったと思いますが、そばがき屋ってのがすごいですよね。興味あります。
でも行く時間あるかな……今ひっちゃかめっちゃかなんですよ。ちょっと無理せんと厳しい状況で……
by あおき (2019-10-30 17:21)
skekhtehuacsoさん、どうも。
もし開店できれば来てください。その時は逆にお酒の相談させてもらいます。
by あおき (2019-10-30 17:23)
リュカさん、コメントありがとうございます。
もし開店できれば是非お越しください。それまでにお蕎麦の修練以外にお酒の知識も必要ですかね。なかなか難問そうです。
by あおき (2019-10-30 17:26)