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安住の地を探す旅で小豆島を訪れて [写真と俳句と]

静かな海に静かな船がいて 灰色
疲れ果てた雑魚寝の船室(へや)に 潮風
夕映えの橋を船がそろりとくぐる

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[2019年10月6日(日)9時頃 西光寺境内より撮影]
【自由律俳句】
季語や五七五の定型に縛られず、感じたまま表現することに重きをおく俳句。



小豆島での旅の帰路、フェリーの甲板で美しい落陽を見ました。
雑魚寝の客室では、多くの人が横になって眠ったり雑談したりとゆっくりされていましたが、船窓が黄昏色に染まってきた頃には甲板に出て夕日を眺める人も。
皆さんそれぞれ胸に去来する想いがあったことでしょう。

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島ではわずか一泊の滞在でしたが、どの町もほどよく寂しげなところに惹かれるものがあった。
観光として見る景色と、移住という目線で見る景色はまた違うと思うので、もう少し深く知りたい島だと思いました。

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おみやげは尾崎放哉記念館で買ったダルマのようなもの。彼の代表句の一つが書かれている。

咳をしても一人

彼は小豆島で、孤独の向こうにどのような景色を見ていたのでしょう。

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