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料亭旅館「魚信」でオコゼを食べてみた [お宿ものがたり]

コロナ禍、近場の旅行は推奨されているのでキャンペーンをやっている宿も多い。
この日泊まったこちらも半額以下の料金になるので2食付きでお願いした。

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尾道は古い港町、この旅館の建物も歴史がありそう。

館内のしつらえや設備は古めかしいが、長年磨き込まれた経年変化が随所に見られてなんとなく和む。
網代を組んだ天井も素敵です。

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廊下もたくさんの人に毎日踏み締められかなり擦り減っていますが、お掃除を何万回と繰り返したが故のいい味わいで出ています。

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お部屋に案内され、尾道水道が一望できる窓の前に立った時「わお!」と声が漏れる。
いつもは自分がお部屋に案内して、お客さんのその反応を密かに楽しでいるというのに、不覚にも自分が……

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まだ陽も明るいうちに早速お風呂に入らせてもらい、浴衣に着替えて窓辺で一服。
目の前に広がる景色を楽しんでいると、お食事の準備が整いましたお運びします、と仲居さん。

旅館なのだから上げ膳据え膳は当然なんでしょうけど、いつもと反対の立場なのでどうしても気遣ってしまう。

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ここは虎魚家(おこぜや)とも称される旅館だそうで、夕食にはオコゼの薄造り。
他にメバルの煮付けにギンダラの木ノ芽焼き、タチウオのアスパラの巻きやアマダイの飯蒸し、オコゼの赤だしにウニ御飯と、もう海の幸づくし。

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静かに景色を見ながら趣向を凝らしたお料理の数々に舌鼓をポンポンポンと打つ。

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なんとか最後のデザートまで完食。満腹でしんどいがあとは寝るだけ。

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翌朝目覚めれば、尾道水道で漁をする船が浮かぶなんとも穏やかな風景が目の前に。

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朝食の時間、案内された部屋に行けば3組分の用意が。
すぐに米櫃に目が行く。これいいなぁ。
品数は十分。
お魚のアジの一夜干しはノルウェー産だったか、きちんと外国産と謳っているところが潔し。おいしかった。
そして、この景色もごちそうだ。

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帰る際、他の部屋も少し見せていただいた。さすが上階の眺め。
迫力のある松の木が描かれた舞台もあって広間も立派だ。

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精算をした応接間は暖炉もあって昔ながらのしつらえ、昭和な雰囲気がいい。
玄関も料亭って感じで。

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自分には過ぎた旅館だったかもしれませんが、時には上質な時間を味わうのもいいかと。

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尾道、まだまだ素敵な宿があります。
タグ:建築 尾道 和食
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リュカ

部屋からの景色も本当に素敵。
こういうところでのんびりしたいって
思っちゃいます。
by リュカ (2020-10-14 07:14) 

あおき

いいですよー御宿での贅沢三昧。
なかなか旅行気分にはなれないかもしれませんが、リュカさんも近場からでもちょっとずついかがでしょう。
by あおき (2020-10-19 20:20) 

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