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旅館に勤めていると「心付け」をいただくこともある [お宿ものがたり]

旅館に勤めたこの1年ほどの間に何度かお客さんから「これ少ないのですがどうぞ」とポチ袋に入った現金をいただいた。

これがチップってものなら、そのまま私の懐に入れてもいいのだろう。

でも「これからお世話になります」あるいは「お世話になりました」という旅館全体に対する謝礼みたいなものなら私一人がもらうわけにもいかない。

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なんとなく後者のような気がするので、その都度女将さんに渡すようにしています。

女将さんはそのお金でケーキやお菓子を買って従業員に振る舞うこともあれば、もらった者や他の勤務者に現金で再分配される場合もある。

たぶんビジネスホテルには無い旅館のこういう古き風習、いただく立場の者としては嬉しいものです。
時には現金でなくおみやげの場合もありますが、もちろんそちらも大歓迎。

そして、心付けやおみやげをくれた方には特に愛想よくサービスするってのも、人情。
もちろん基本的なサービスに差を付けることはりませんが、多少現金な部分もあったりする51歳おじさんサービスマンであります。

タグ:生口島
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あとりえSAKANA

私がコドモの頃は泊りで行くところはほぼ
「旅館」でした。お部屋に荷物を運んで下さり、
お部屋にはお茶の用意がしてあって、お茶と
お菓子をいただきつつ、宿帳を書いたり、夕食
の時間を決めたり、心づけをお渡ししたり。
ひと風呂浴びたら夕ご飯が、夕食後のお風呂の
後にはお布団が敷いてあり…というのんびりした
感じでした。最近の旅はホテル旅が多くお部屋係の
方と語らうことがめっきり少なくなりました。
by あとりえSAKANA (2021-05-12 17:27) 

ぼんぼちぼちぼち

旅館で心づけは、よくありやすよね。
子供の頃、親が渡してるのを何度も見たことがありやす。
あっしは若い頃、カクテルラウンジでバイトしてたので、やはりチップをくださるお客様が多かったでやす。
いただいたらマスターに報告することになってて、みんなで平等に分配されてやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-05-16 15:19) 

あおき

SAKANAさん、こんにちは。
まさにお書きになったことすべてそのまま当方旅館で実践されております。
ええ、語らっておりますよ、語らいすぎだとも言われておりますが。
でもそれが楽しいんですね、全国いろんなところから来られますので。
by あおき (2021-05-17 15:58) 

あおき

ぼんぼちぼちぼちさん、どうも。
そうですか、チップを分配されていましたか。
外国なんかでは、チップをあてにしていてそれが結構な収入源になったりもするって聞いたことありますが、日本ではなかなか……ね。
by あおき (2021-05-17 16:04) 

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