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ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)見学 [旅のおもひで]

2007年4月8日(日)

以前、建築家Frank Lloyd Wright(フランク・ロイド・ライト 1867-1959 米国)の伝記と彼が設計した米国ペンシルバニア州ピッツバーグ近郊にあるカウフマン邸(落水荘 Falling Water)の特集をテレビで見て、彼と彼の建築に興味をもって一度訪れたいと思っていたヨドコウ迎賓館にお花見も兼ねて行ってきました。

ashiyagawa1.jpg場所は兵庫県芦屋市で、阪急電鉄神戸線「芦屋川」駅北へ徒歩10分位でしょうか。駅の下を流れる芦屋川の桜を眺めながらぶらぶらと歩いても目的地まで20分足らず、お花見客で賑わう桜並木をゆっくり歩きお花見気分を味わいながら向いました。



ヨドコウ迎賓館は、F.L.ライトが灘の酒造家、山邑太左衛門の依頼を受けて1918年に設計し、1924年ライト帰国後、彼の弟子である遠藤新(えんどう あらた)と南信(みなみ まこと)らによって建設された邸宅で、1974年には国の重要文化財にも指定されています。

ライト坂と表記されている坂を上ってすぐ、ひっそりと入口があり、木立に囲まれた中に迎賓館のアプローチ部分が見えます。
まず、木立に溶け込む建物を目の当たりにして、なんとなく特別な佇まいを醸しだしている邸宅に特別なものを感じます。

ヨドコウ迎賓館車寄せ部分ヨドコウ迎賓館外壁ヨドコウ迎賓館外観北部分

外観を眺めて見ると、幾何学模様の彫刻が施されている大谷石を使用した外壁や柱が目を惹きます。これも見る人の印象に特別な影響を与えている一つかもしれません。
素人が語ると建物の値打ちを下げてしまいそうなので書きませんが、とにかく赴きがあり、どこか懐かしさを覚える佇まいでした。

館内は、車寄せ横の入口から入り、受付で入館料500円を支払えば誰でも見学できます。
1~4F主な部屋のほとんどが見学可能(但し、館内の写真撮影は禁止です。)で、その洗練された造りとデザインに風格を感じると同時に、大正、昭和とその時代にここで暮らしていた方々の生活にも想いを馳せることができる貴重な建築物なんだなと思いました。

館内はそれほど広いわけではないのですが、1~2時間かけてじっくりと建物を鑑賞したことでF.L.ライトという人と彼の建築に益々興味が湧き、とても有意義でした。

【ポストカードとパンフレット】
ヨドコウ迎賓館外観ヨドコウ迎賓館内部

タグ:芸術 兵庫 建築

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