広島尾道料亭旅館「魚信」の朝ごはん(2020年夏) [朝食ワンダーランド]
尾道にある数寄屋造りが素敵な和風旅館。
尾道水道の景色も御馳走のうちと言うことで、朝食の席は海側に向いております。
美味しいお味噌汁というのはそれだけでも良い食事をした気になる。
お魚は確かノルウェー産のアジの開きと説明された記憶があるが、地物のお魚にこだわらず美味しいものを優先して提供するという姿勢が潔い。
什器では瓢箪の形をした醤油さしもよかったが、やはりこの一人用のお櫃がとても味わいがあって惹かれた、まさに用の美だ。
食後も海と造船会社を見ながらお部屋でゆるりと。
料亭旅館で過ごした夏の尾道でした。
尾道水道の景色も御馳走のうちと言うことで、朝食の席は海側に向いております。
美味しいお味噌汁というのはそれだけでも良い食事をした気になる。
お魚は確かノルウェー産のアジの開きと説明された記憶があるが、地物のお魚にこだわらず美味しいものを優先して提供するという姿勢が潔い。
什器では瓢箪の形をした醤油さしもよかったが、やはりこの一人用のお櫃がとても味わいがあって惹かれた、まさに用の美だ。
食後も海と造船会社を見ながらお部屋でゆるりと。
料亭旅館で過ごした夏の尾道でした。
広島尾道「西山本館」の朝ごはん(2020年夏) [朝食ワンダーランド]
2021年末で惜しまれつつも休館となった登録有形文化財の宿。
創業は昭和5年だったというので約90年歴史があったわけです。
建物は大正時代後半の建築で、この当時木造3階建てというのは珍しかったと聞く。
通りを歩けば目を引く佇まい、尾道にぴったりな雰囲気。
3階まである館内の吹き抜け。
電話室ってのは時代を感じる。
お部屋は書院造りで純和風、和を好む人にはうってつけの設え。
別部屋に用意された朝食。
ひじきとむきエビの入ったサラダと豚肉か何かパテと蒲鉾、じゃこの入った大根おろしと梅干、それに炊き合わせと焼き魚、朝食らしくあっさりとした味わいの品々。
お魚は「でべら」かな、タマガンゾウビラメって尾道では名物になっている魚。
そんなに食べる身が多くなく骨ばっているのでちょっとお酒のアテっぽい魚ですが、この御宿で食べるから成立する気もします。
普段の朝食よりは当然贅沢だけど、宿で食べる朝食としてはそれほど贅沢でない気もしますが、縁側で過ごす食後のひと時がなんとも贅沢。
何気ない食事と心安らぐ余韻、こういうのが大事だなーと思います。
創業は昭和5年だったというので約90年歴史があったわけです。
建物は大正時代後半の建築で、この当時木造3階建てというのは珍しかったと聞く。
通りを歩けば目を引く佇まい、尾道にぴったりな雰囲気。
3階まである館内の吹き抜け。
電話室ってのは時代を感じる。
お部屋は書院造りで純和風、和を好む人にはうってつけの設え。
別部屋に用意された朝食。
ひじきとむきエビの入ったサラダと豚肉か何かパテと蒲鉾、じゃこの入った大根おろしと梅干、それに炊き合わせと焼き魚、朝食らしくあっさりとした味わいの品々。
お魚は「でべら」かな、タマガンゾウビラメって尾道では名物になっている魚。
そんなに食べる身が多くなく骨ばっているのでちょっとお酒のアテっぽい魚ですが、この御宿で食べるから成立する気もします。
普段の朝食よりは当然贅沢だけど、宿で食べる朝食としてはそれほど贅沢でない気もしますが、縁側で過ごす食後のひと時がなんとも贅沢。
何気ない食事と心安らぐ余韻、こういうのが大事だなーと思います。
淡路島洲本温泉「海月館」の朝ごはん(2022年秋) [朝食ワンダーランド]
家族連れの多い観光ホテル、朝食はわいわいとビュッフェ。選ぶ楽しさがあります。
その日の朝に調理したであろうものが多く並んでいて、地の物、郷土の味なんかは旅の楽しみを感じられる。
おかずは和洋いろいろ、きっとナゲットやポテトは子供向けかもしれませんが、おじさんも好きなのでついつい取ってしまう。
めずらしいと思ったのはマグロやイカなどのお刺身があったこと。
地の物であろうシラスも嬉しい。そして、それが乗っかった海鮮ちらし寿司(ご飯だったか)ももちろんいただきました。
特にお椀の汁ものがよかった。
出された料理に何か一品でも美味しいものがあれば、人は満足してその宿の料理が印象に残る、という様なことを聞いたことがありますが、確かにあの肉厚の鯛の切り身とお出汁のお味がまだ口の中に残っている感じがします、美味しかった。
その日の朝に調理したであろうものが多く並んでいて、地の物、郷土の味なんかは旅の楽しみを感じられる。
おかずは和洋いろいろ、きっとナゲットやポテトは子供向けかもしれませんが、おじさんも好きなのでついつい取ってしまう。
めずらしいと思ったのはマグロやイカなどのお刺身があったこと。
地の物であろうシラスも嬉しい。そして、それが乗っかった海鮮ちらし寿司(ご飯だったか)ももちろんいただきました。
特にお椀の汁ものがよかった。
出された料理に何か一品でも美味しいものがあれば、人は満足してその宿の料理が印象に残る、という様なことを聞いたことがありますが、確かにあの肉厚の鯛の切り身とお出汁のお味がまだ口の中に残っている感じがします、美味しかった。
「ヒルトン広島」の朝ごはん(2022年秋) [朝食ワンダーランド]
前日は三段峡で一泊し、この日は広島市内に戻り一泊。
山の中の古いホテルから街の中の新しいホテルへ、このギャップが楽しい。
興味は、天下のヒルトンはどんな朝食を出しているのか?そんなところ。
窓からの景色に特別なものは望めない中層階のレストランだけど、モダンでエレガントな設えと暗めの照明による落ち着いた雰囲気作りは、さすが。
食事は和洋のビュッフェスタイル。
洋食も食べたいので和食を取り過ぎないように少しづつ。
気をひいた品といえば、松風焼きに湯葉あたり。
あと中国粥は具材の塩気が効いていてグッド。
一方で、焼き魚はその場で焼くというか温めてくださったが、切り身がやや薄くビジネスホテルの加工品とさほど変わらない印象。
他のおかずも厳選されているんだろうけど、やはり朝食用のパック品っぽさが拭えない。
次に洋食は、手作りパンにたくさんの新鮮なサラダ、それにハムやチーズの種類も充実。ヨーグルトに入れるグラノーラなどにも手抜かりがない。
その場で作ってくれるオムレツはさらに気持ちを豊かにしてくれる。
和洋共に質よりも品数の充実に傾いている感じはあったけれど、それもまた贅沢なひと時を提供する朝食の在り方なのかも。
ヒルトンのホスピタリティの一端を見た気がします、勉強になりました。
山の中の古いホテルから街の中の新しいホテルへ、このギャップが楽しい。
興味は、天下のヒルトンはどんな朝食を出しているのか?そんなところ。
窓からの景色に特別なものは望めない中層階のレストランだけど、モダンでエレガントな設えと暗めの照明による落ち着いた雰囲気作りは、さすが。
食事は和洋のビュッフェスタイル。
洋食も食べたいので和食を取り過ぎないように少しづつ。
気をひいた品といえば、松風焼きに湯葉あたり。
あと中国粥は具材の塩気が効いていてグッド。
一方で、焼き魚はその場で焼くというか温めてくださったが、切り身がやや薄くビジネスホテルの加工品とさほど変わらない印象。
他のおかずも厳選されているんだろうけど、やはり朝食用のパック品っぽさが拭えない。
次に洋食は、手作りパンにたくさんの新鮮なサラダ、それにハムやチーズの種類も充実。ヨーグルトに入れるグラノーラなどにも手抜かりがない。
その場で作ってくれるオムレツはさらに気持ちを豊かにしてくれる。
和洋共に質よりも品数の充実に傾いている感じはあったけれど、それもまた贅沢なひと時を提供する朝食の在り方なのかも。
ヒルトンのホスピタリティの一端を見た気がします、勉強になりました。
広島安芸太田町「三段峡ホテル」の朝ごはん(2022年秋) [朝食ワンダーランド]
山深いところに来ているので、朝食はおそらく渓流にいるような魚の甘露煮とか山菜かなと思っていたら、鯖とハムとは予想外。
あまりその土地らしさを感じない品々ですが、コストも考えないといけない。お宿経営も甘くないのだ。
もし、湯豆腐のお豆腐は地元のものです、ってことだとしたら朝食に少し箔がつく気もするが、そんな都合よく豆腐屋さんがあるわけじゃないだろう。
しかし、目や耳で感じる山の緑や川のせせらぎも食事の大事な要素。ここにはそれがある。このロケーションもおもてなしの一つ。大事だなーと思う。
あまりその土地らしさを感じない品々ですが、コストも考えないといけない。お宿経営も甘くないのだ。
もし、湯豆腐のお豆腐は地元のものです、ってことだとしたら朝食に少し箔がつく気もするが、そんな都合よく豆腐屋さんがあるわけじゃないだろう。
しかし、目や耳で感じる山の緑や川のせせらぎも食事の大事な要素。ここにはそれがある。このロケーションもおもてなしの一つ。大事だなーと思う。