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絵画鑑賞とお蕎麦(京都 尾張屋本店) [お蕎麦のある風景]

2011年6月26日(日)

朝、起きた時からクソほど暑かったこの日、家の掃除をしようと思っていたけど、部屋の暑さに嫌気がさし、急遽、京都の美術館へ涼みに行くことにしました。

尾張屋本店尾張屋本店内利休そば1,155円

京都に着いて、まずは腹ごしらえ。前々から目をつけていたお蕎麦屋さんへ。
京都は、老舗といわれる100年クラスのお店がゴロゴロあると思いますが、この「本家尾張屋」さん、菓子司として営業を始めたのが寛正6年(1465年)だということなので、「応仁の乱」の頃から540年以上も商売を続けていることになります。あらためて唖然。

そんな老舗のお蕎麦屋さんで、名物の一つだという「利休そば」をいただきました。

濃いめの出汁に打ちたてのお蕎麦、ほうれん草に湯葉、新緑の季節に合わせた葉っぱを模ったお麩なんかも風流で京都らしい。中でも生麩をゴマ油で揚げたというお麩は、不思議な食感と風味で、出汁をよく吸っていて味が濃いのですが、御つゆに“かぼす”だか“すだち”だかの小さな皮を浮かしてあるので、後味としてはなかなか爽やかになります。さすが利休殿。

岡崎公園青木繁展フェルメールからのラブレター展

さて、お蕎麦も堪能したので、目的の美術館がある岡崎公園へ。

伝説とまで言われれば、“青木一族”としては行かねばなるまい!と、まずは京都国立近代美術館の「青木繁展」を鑑賞。
コーヒータイムを挟み、さらに向かいの京都市美術館にやってきていたフェルメールの絵も鑑賞。

展覧会全体としては、青木さんの方が見応えありましたが、印象に残ったのは、やはりフェルメールの絵でしょうか。そのシーンの空気感までも伝わってくる絵って凄いと思いました。

美術館のハシゴを終え、帰りの京阪電車では、フェルメールが「手紙を読む青衣の女」の描いたのが17世紀の中頃なら、その時、尾張屋はすでに200年の老舗だったんだなと、そんなとりとめもないことを思い、ぼけっーと車窓からの景色を眺めながら京都をあとにしました。

タグ:芸術 京都 そば

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