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麗子、いっぱい。 [旅のおもひで]

2011年10月23日(日)

reiko1.jpg昔、おかっぱ頭の女子に「やーい、麗子像!」と、憎まれ口を叩いてチョケテいたような気もしますが、そのせいか、なんだか懐かしい感じのする絵です。

その現物が“いっぱい”あるなら、それは見に行かねばなるまい。


―と、やってきました、大阪市立美術館「岸田劉生展」。

しかし、いきなり腹ごしらえ。下のレストラン「榴樹(ルージュ)」で季節メニューのカキフライをいただきました。うまい。これからの季節、食べる機会が増えそうだ。

カキフライランチ900円大阪市立美術館内喫茶ルージュ天王寺公園

さて、そろそろ麗子ちゃんのところへ。

その前に岸田劉生ご本人の自画像もいっぱい。
あれだけ自分と向き合うって、どんな気持ちになるんだろ。

そして「麗子像」、引き込まれるような、何かがある、というような印象。
解説を要約すると、徹底した写実を先、その一部を除して変化させたところに美があるとか(グロテスクな美)。

うーん、わかったような、わからんような。( ̄~ ̄;)
もし、横に引き伸ばしたような顔が、何ら変化を加えず単に写実的なものであったなら、今のように人を惹きつける作品になり得たか、と言われれば確かにそうかもしれない。

彼女がモチーフの数々の絵を目の当たりにして、少なくとも、このお父さん、子供が愛おしいから描いていたというよりも、麗子ちゃんという素材を通して、なにかその先にある美を追いかけ、そして、どこかへ行き着いたような感じはありました。
この純真なまでのエゴイスト、アートだねー。などと解った風のことを思いながら、2階の喫茶店で珈琲飲んでから帰りました。そんな芸術の秋です。

タグ:大阪 芸術

共通テーマ:アート

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