六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)のお庭にて [写真と俳句と]
あの世へと いざなう井戸の 石蕗の花(つわのはな)
[2014年11月2日15時頃 撮影]
「石蕗の花・石蕗(つわぶき)」 冬の季語
連休の日曜日、友人に誘われ京都をお散歩。
途中、秋の特別拝観が行われていた六道珍皇寺に立ち寄りました。
お寺は「六道さん」と親しまれ、お盆の時期の「六道まいり」は、京都の夏の風物詩の一つとしてたくさんの人で賑わっていますが、その昔、お寺のあるこの辺りは「鳥辺野(とりべの)」と呼ばれる葬送の地で、あの世とこの世の境界にあたることから「六道の辻」と呼ばれていたそうです。
そして、このお寺と浅からぬ縁を持つのが、平安時代前期の公卿、歌人や学者でもある小野篁(おののたかむら 802年~853年)。
彼は、日中はお役人として宮中に出仕していましたが、夜は冥土へと出向いて閻魔大王の補佐をしていたなどという言い伝えのある人で、実際このお寺の庭には、彼が夜な夜なあの世へ行くときに通っていたという井戸があり、写真にあるのはその「冥土通いの井戸」であります。
あの世この世と大変忙しかった篁さんですが、井戸端のツワブキに足を止め、多少なりとも晴れやかな気分で地獄の沙汰に臨んでいたかもしれません。
なお、この日は雨が降ったり止んだりのお天気でしたが、家具屋さんや雑貨屋さんを見てまわったり、洋食屋さんで食事をしたりお洒落?カフェでお茶したりと(両方友人にごちそうしていただきました)、とてもゆっくりとした時間を過ごすことができました。しっとりとした京都もいいもんです。
ちなみに、昼食はグリル生研会館でビーフカレーをいただきました。
おいしそうなハンバーグやエビフライを前にしてカレーを注文するのは勇気がいりましたが、洋食屋さんらしいコクの深いカレーで大変満足致しました。
[2014年11月2日15時頃 撮影]
「石蕗の花・石蕗(つわぶき)」 冬の季語
連休の日曜日、友人に誘われ京都をお散歩。
途中、秋の特別拝観が行われていた六道珍皇寺に立ち寄りました。
お寺は「六道さん」と親しまれ、お盆の時期の「六道まいり」は、京都の夏の風物詩の一つとしてたくさんの人で賑わっていますが、その昔、お寺のあるこの辺りは「鳥辺野(とりべの)」と呼ばれる葬送の地で、あの世とこの世の境界にあたることから「六道の辻」と呼ばれていたそうです。
そして、このお寺と浅からぬ縁を持つのが、平安時代前期の公卿、歌人や学者でもある小野篁(おののたかむら 802年~853年)。
彼は、日中はお役人として宮中に出仕していましたが、夜は冥土へと出向いて閻魔大王の補佐をしていたなどという言い伝えのある人で、実際このお寺の庭には、彼が夜な夜なあの世へ行くときに通っていたという井戸があり、写真にあるのはその「冥土通いの井戸」であります。
あの世この世と大変忙しかった篁さんですが、井戸端のツワブキに足を止め、多少なりとも晴れやかな気分で地獄の沙汰に臨んでいたかもしれません。
なお、この日は雨が降ったり止んだりのお天気でしたが、家具屋さんや雑貨屋さんを見てまわったり、洋食屋さんで食事をしたりお洒落?カフェでお茶したりと(両方友人にごちそうしていただきました)、とてもゆっくりとした時間を過ごすことができました。しっとりとした京都もいいもんです。
ちなみに、昼食はグリル生研会館でビーフカレーをいただきました。
おいしそうなハンバーグやエビフライを前にしてカレーを注文するのは勇気がいりましたが、洋食屋さんらしいコクの深いカレーで大変満足致しました。
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