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【近畿三十六】独鈷山(とっこさん) 鏑射寺(かぶらいじ)  [霊場を巡る]

[第十一番札所] 2015年4月26日 奉拝 (神戸市北区道場町)
御詠歌: 百千代に かけて高鳴る かぶら矢を 民安かれと はなつおん寺


JR福知山線(JR宝塚線)中山寺駅から道場(どうじょう)駅へ(320円)。
20分弱の乗車時間で、途中からずいぶんと景色が変わります。

想像していたとおりの長閑な無人駅。

しばらく歩くと武庫川の土手。
そこには交番ではなく、駐在所が。

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土手でゆっくりお弁当をいただいたのち出発。
お寺は、向こうに見える2つ目の山のどこか。


山を登っていくと、頭の上の方から人の声が。
背後の山の岩肌に目を凝らせば、人が張り付いてる……

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こちらはこちらで山道をがんばって登り、土手から歩いて30分、ようやく目的地らしきところへ。

お寺らしからぬ石垣が見えて少々不安になりましたが、確かに鏑射寺(かぶらいじ)に到着。
道を間違えていたなら地獄でした。
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縁起によると鏑射寺は、聖徳太子が御生母の里であるこの地を気に入り、仏教の道場として鏑矢(かぶらや)を奉納したことから鏑射寺と命名されたとか。

現在は真言宗のお寺として立派な伽藍がありますが、やはり長い歴史で興隆衰退を繰り返し、明治の最初の頃には廃寺となるも、それから100年の時を経て、昭和30年に再建の声があがりその後山主が入山。
昭和41年に護摩堂、48年に三重塔が建立され、平成4年に大日如来を奉迎して本堂の落慶となり今に至るようですが、よくぞここまで再興されたなーと、舌を巻く思いで参拝させていただきました。

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参拝を終え登ってきた道を再び下って、最後は、駅前の売店で買ったソフトクリーム(140円)で締めます。
山道を歩き少し足の痛みもありますが、この日も心地よい疲れの残る良き巡礼となりました。

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