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住吉大社境内で蛇が這うのを見て [写真と俳句と]

石垣に 影置き去りて 社の蛇

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[2015年7月3日(金)12時頃 住吉大社石舞台付近にて撮影]
「蛇」 夏の季語



石垣を、蛇が這っていた。

亀がぽこぽこと浮く青く濁った池越しに、しばらくその蛇を見ていました。

昔は今よりもっと身近に蛇がいて、吉を呼ぶとか、家を守っているとか、そういう言い伝えをよく聞いた覚えがあります。

またここが神社ということもあり、なにか禍々しきものを見たというよりは、木陰を求めて悠々と這う姿が、どこか超然としていて、人が畏敬の念を抱くのもわかるような気がしました。

そして、鬱蒼と茂る草木の陰へゆらりと消えてゆく姿は、どこか涼しげでもありましたね。

……吉兆かな。

タグ:夏の句
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skekhtehuacso

私が子どものころ(昭和後期)、家にへび(シマヘビ)が住み着いていました。
春になるとトカゲくらいの大きさのちっちゃいへびが何匹が出てきてかわいいので、それを捕まえて虫を食べさせたりして遊んでいました。

思うに、その頃って、へびだけではなくて、へびのエサになるねずみもけっこういたような気がします。
衛生状態がよくなってへびのエサがなくなったことも、へびがいなくなってしまった原因かもしれません。
by skekhtehuacso (2015-07-10 23:04) 

あおき

skekhtehuacsoさん、おはようございます。

skekhtehuacsoさんのように、暮らしの中にヘビがいたという話はよく聞いていたのですが、私の住むあたりではもう昔話のような感じです。

エサですか……なるほど。
確かに屋根裏をトコトコトコと走るネズミも場所によっては少なくなったような気がします。
だから今回も、エサを求めて神社に追いやられたと見る方が自然なのかもしれませんね。
by あおき (2015-07-12 10:59) 

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