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工場地帯の無人駅でひとり電車を待つあいだ [写真と俳句と]

錆びた駅 鉄の残響 梅雨の空

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[2016年6月27日(月)12時半頃 南海電鉄汐見橋線木津川駅にて撮影]



先日、大阪の大正区を歩いた。

この辺りは、町工場が立ち並ぶ労働者の町。
濃厚な油の匂いが漂い、機械音や鉄を叩く残響音が町のそこかしこから聞こえてきます。

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お仕事を済ませて帰る途中、周辺の工員が集う定食屋へ。

じめっと蒸し暑かったこの日、しなっとした油もののおかずを取る気にはならず、貼り紙にあったカレーライスを注文。
すぐに出てきたカレーをすぐに平らげ、冷たい麦茶でのどを潤し、ニュースの流れるテレビをただぼけーと見つめて放心。

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「ごっつぉーさん」とお店を出て、高速道路の高架の裏にへばり付いている暗い歩道橋を渡り、川向こうの最寄の駅へ。

大阪市内にまだこんな駅があったんだと、人っ子ひとりいない廃れた佇まいの無人駅を見て少し郷愁に駆られました。
大阪下町の一風景です。

タグ:大阪 夏の句
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