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移住先を探す旅で尾道を訪れて [写真と俳句と]

この町で 暮らし立つのか 月あかり
黒き坂 宿へとのびて 雲の月

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[2019年10月12日20時頃 ホテルから尾道の町を撮影]
「月」 秋の季語



この日、尾道は「灯りまつり」で海岸沿いの商店通りや山手の道端には手作りの灯籠が灯され、お寺などの各所ではイベントが催されていました。

今夜の宿泊先を目指し、迷路のように入り組んだ暗く静かな坂の小道を歩いていると、はしゃぐ子供達と時々すれ違いましたが、普段の夜には無い光景なのでしょう、いい日に尾道に来たようです。

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移住した人からは「ここだ!」という土地を見つけたという話をよく聞きますが、自分にもそういう時が訪れるのか。
今のところ、どこにもそんなことは感じないし、逆にどこも良い土地に思える。
どうせ引っ越すなら大阪と同じような街よりも、気候が温暖で幾分自然の豊かな今とは違う環境とは思っていますが、あまり選り好みしている時間もありません。

自分は、根無し草。
気持ちのどこかで、投げやりとは違うけれど“どこでもいい”「住めば都」的に考えている部分はあるのかもしれません。
とはいえ、移住地を探すというプロセスはそれはそれで必要な気もします。

居場所探しの旅、昨晩見た月のように何か道しるべとなるものがあるのか、今朝の静かな夜明けのようにすっと見通しがよくなるのか、旅は続きます。

タグ:秋の句 広島
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