島での暮らしも半年が過ぎて：アオキ・アーカイブ：SSブログ

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島での暮らしも半年が過ぎて　[お宿ものがたり] [編集]

こちらには春に来て夏が過ぎました。
春は梅雨の頃までストーヴが出ていたことを思うと大阪よりもやや寒く、夏は灼けつくような暑さはあったものの、気持ちのいい海風が吹き過ごしやすい日も多かった印象。

そしてお仕事の方はといえば、慣れてはきたけどなかなかタフです。
週３－４日、１日６時間勤務という求人票に応募したはずが、週６の１０時間超は働いているのではないか。
宿のお仕事はまあまあ好きなのだが、もう少しのんびり働きたいというのが本音。

正社員にならないかというお話も２度ほどありましたが、正直なところなりたいと思うだけの労働環境・条件ではない。
お掃除にお料理の下準備に給仕、加えてパソコン業務など事務仕事まで、正社員になればさらに負担がのしかかってくなるのは明らか。
それは私の望む働き方ではないので、やはりパートのおじさんのままでいいと思っています。

旅館も気に入っているし、一緒に働く方々もいい人ばかり。島の暮らしになんの不都合もなく、日々の生活は充実している。

それでも、ここにやって来た当初の目的はまだ忘れていません。

あまりの居心地の良さに計画変更の可能性は否定できないけれど、とにかく１年、四季を通してこちらの暮らしやらなんやらを見聞したいと思っています。歩を進めるのはそれからでもと。

昼、橋から町を見下ろしながら、夜、煌々と光る満月を見上げながら、そんなことを考えていた島生活半年の初秋です。