SSブログ

京都一乗寺詩仙堂のお庭にて [写真と俳句と]

薄野(すすきの)や 武蔵 静かに剣を抜く

261115shisendo1.jpg
「2014年11月5日15時半頃 撮影」
「芒(すすき)・薄野」 秋の季語



ススキ野では無かったのですが、この日訪れた詩仙堂丈山寺は、紅葉とともにススキが風情を添えておりました。

ススキ野から決闘を連想するあたりちょっと古臭い気もしますが、ここ一乗寺(下り松)はその昔、宮本武蔵と吉岡一門が決闘したところとしても有名です。


さて、詩仙堂は正しくは凹凸窠(おうとつか)といい、徳川家康などに仕えたお武家さんで、隠棲後は文人としても名を馳せた石川丈山が、詩歌などの風雅を楽しむために造った山荘です。

261115shisendo2.jpg261115shisendo3.jpg

お庭の造りが素晴らしく、紅葉も目を見張るほど綺麗で、私を含む一部の人達は、ここぞとばかり躍起になって写真を撮っています。

一方で、アジア系、欧米系の外国人観光客は、お庭に面した部屋の畳にどかっと腰をおろし、ゆっくり静かにお庭を眺めておられました。
歩き疲れただけなのかもしれませんが、彼らの方が正しい鑑賞スタイルのような気も。
「Youたち写真はいいから、座ってゆっくり見なよ」と言われたような少し恥ずかしい気持ちになりました。

まだまだ修行が足りません。

タグ:秋の句
nice!(7)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 7

コメント 2

あとりえSAKANA

ゆっくり庭を眺める・・・。
なるほど。
でもそんな生活をしていないので
珈琲かお茶でも飲みながらでないと
まったりと出来ないと言うか・・・
多分、間が持たないと言うか・・・。
あ。これが修行が足らないと言う事
ですね(-_-;)ウーム
by あとりえSAKANA (2014-11-30 10:56) 

あおき

SAKANAさん、おはようございます。

年齢的にも、もうちょっとゆっくり落ち着いて鑑賞できもんかと、自分自身思った次第です。

曼殊院の方では、お庭を見ながらお茶を楽しめる場所が設けられていましたね。いいかも。

by あおき (2014-12-01 09:34) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。