【新西国三十三】南山（なんざん）般若院（はんにゃいん） 安岡寺（あんこうじ）

［客番札所］如意輪観世音菩薩　2014年7月19日　奉拝　（大阪府高槻市）
御詠歌：　にょいのわは　ねがいのままに　めぐりきて　みをやすおかの　てらにおかばや


新西国の巡礼寺院にある、五つの客番札所のうちの一つです。

そもそもこの巡礼は、戦前に京阪神の新聞社が、一般読者からの人気投票をもとに選定したという変り種の巡礼ですから、その客番札所とはどういうものか。

プロ野球オールスター戦の監督推薦や、高校野球の二十一世紀枠みたいなもので、選抜には漏れたけど、近くにこんないいお寺もあるんだよ行ってみな、ということでしょうか。

確かに、神峰山寺に行くバス路線の途中にありますから、素通りするのはもったいないかもしれません。



高槻と聞いて頭に思い浮かぶのが、高山右近。
こちらのお寺も歴史があって大きなお寺だったそうですが、彼が統治していた頃には衰退の憂き目を見たとか。
やはり、キリシタン大名ゆえでしょうか。
今なら憲法20条の問題になりそうです。


本堂に上がり、正面の厨子に合掌。

通称“高槻観音”と呼ばれる如意輪観音像が安置されていて、秘仏なのでお姿まではわかりませんが、幾たびの法難を乗り越え守り続けられたことで、また一つご縁が繋がったというわけであります。ありがたや。



さて次は神峯山寺です。バス停に戻ります。道には高槻のマンホールです。

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