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知人を病院からお家に連れて帰って [写真と俳句と]

梅雨入りに 晴れて退院 我が家かな
看護婦は 美人ばかりと 老いの初夏
車椅子 押して家路の 風薫る

280609shibatasan1.jpg
[2016年6月9日(木)16時頃 知人宅にて撮影]
「梅雨入り」「風薫る」 夏の季語



89歳と85歳のご近所のお爺さんが同じ頃に退院をされた。
一人は心臓の大動脈弁の手術で3週間、もう一人は胆嚢の摘出で2週間の入院。
大変ご苦労なことでありました。


独り暮らしの自宅に帰り、窓を開けてお家の中の澱んだ空気を入れ替えます。

お二人とも、やれやれ……という感じではありますが、
一人は、体力と気力の衰えと、この先の生活への不安からかどうも元気がない。
もう一人は、私に会うなり開口一番「あの病院、看護婦べっぴんばっかりや!そういう経営方針なんやなぁ」と、悩むだけ損というような様子です。

対照的なお二人ですが、実はもう半世紀来のご友人なんですよね。
もうこのお歳です。悩むもよし、浮かれるもよし、であります。

とにかく、またそれぞれの我が家に戻れたことはなによりでした。

タグ:夏の句
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あとりえSAKANA

お二人とも退院出来て何よりです。
これから先が不安な方は早めに
市役所やケースワーカーさんに相談して
不安さえ取り除けば元気になられるでしょう。
不安は別の病気を呼びますものね。
・・・もう一人の方は・・・大丈夫で何よりです
(*^m^)フフ
by あとりえSAKANA (2016-06-27 18:21) 

あおき

SAKANAさん、おはようございます。

いろいろケアされているのですが、不安というものはなかなか……
なんといっても心配性歴約90年のベテランですから、心配病ともうまくお付き合いしていくしかないのかなと。
片や、なかなか油っ気の抜けないお爺さまで……
このお二人、よく電話でお話をされているようなので、oldmanトークにも花が咲いていればいいのですが、なにぶん二人とも若干耳が遠くて……

by あおき (2016-06-29 07:58) 

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