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あおきさん、念願だったお店のお蕎麦を食べる [お蕎麦のある風景]

前々から気になっており、前の店の先輩との話題にものぼった奈良市内“ならまち”の方にある蕎麦屋さん、予約が取れたので行ってみた。
斑鳩方面での巡礼を終えて営業時間に間に合うよう近鉄筒井駅から近鉄奈良駅へ。

のんきにマンホールなんぞ撮っている場合ではなかった。
乗り換えの西大寺駅で何気にリュックのポッケを探れば、財布がない!いくら服のポッケやリュックの中をまさぐっても、ない!切符も入っているというのに……
しばらく辺りを探したのち、青い顔で駅長室に行って届いていないか尋ねるも、ない。

意気消沈し部屋を出ようとして、もう一度、今度は乗車した筒井駅に聞いてもらえないか尋ねると、しばらくして筒井駅でそれらしい落し物が届いていると回答を受ける。
そして、急ぐなら次の列車で駅から届けてもらうことも可能だとか。(かたじけない、感涙)

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30分ほど待って財布を受け取り、中身もそのままであることを確認。
筒井駅のトイレに落ちていたらしい。きっとトイレを掃除していたおばさんが拾って届けてくれたのだ。
先刻、中宮寺で手を合わせたアルカイックスマイルの御仏のご尊顔とおばさんの顔が重なる。ありがとう!駅員さんにも感謝。

以前テレビで、落とした財布が中身もそのままで返ってくるのは日本ぐらいなものだと外国人が言っていたが、この時はここが日本であって心からよかったと思った。


お財布が無事に戻り、なんとかお蕎麦屋さんの時間にも間に合いました。
このクランクになっている細い路地は何回か通っているのでお店の存在は知っておりましたが、やはり渋い。

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予約していた田舎そば(税別1,100円)はそのままで、せいろは山かけ(税別1,300円)にしてもらい実食。
どちらもお蕎麦が細い。生粉打ちでこの細さなら湯がく時に切れそうなものだがそこは店主の妙技でしょうか。脱帽。

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やはり、こういうしつらえのお店でそれに見合ったお蕎麦が出ると、いくら予約というハードルがあってもお客さんが来るんだ、そうでしょそうでしょと得心。

小さいお子さん連れのお客さんをご遠慮願っているのも、お客さんがお店で過ごす時間や雰囲気を大切にしたいと思う苦心からなのでしょうね。

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ここまでのレベルは無理にしても、これをもうちょっとキュッと小さくまとめたような庶民的お店が持てたらいいなーと夢想。

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お蕎麦を食べ終えると、なんとなく脱力感が。
お財布が手元に戻り、お蕎麦も滞りなく食することができた安堵の気持ちもあると思いますが、やはりここのお店の和の空気が心を落ち着かせるのだと思います。あーいう意味でもこーいう意味でも、日本って素敵だなぁ。

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あとりえSAKANA

ひゃー。お財布戻ってきて良かったですね!
日本で良かったし、多分、奈良(田舎)だから。
(れっきとした奈良育ちなので田舎だと馬鹿に
しているのではないですよ。屈折した郷土愛
から出る単語です。)
そして。3か月から6か月待ちとも言われる
蕎麦店でのお食事。さぞ美味しかったことと
思います。
奈良の旅、お疲れさまでした。
by あとりえSAKANA (2019-08-22 17:27) 

あおき

SAKANAさん、こんばんは。
なぜ屈折されておられのかわかりませんが、奈良育ち素晴らしいじゃありませんか。
ほんと奈良の人に助けられました、感謝感謝!
え、そんな人気店だったのですか。だとしたら御一人様だったので、空きにちょっと入れてくれはったんですかね。
やっぱり、奈良の人に感謝ですね。
by あおき (2019-08-23 17:22) 

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