モリのいる場所 [映画館に行こう]
【鑑賞日】 2018年8月6日
【映画館】 シアターセブン
【キャッチ・コピー】
喜びも悲しみも乗り越えて結婚52年目。
文句はあるけど、いつまでも二人で
【映画全体の印象】(・_・)
【感想】
行きそびれてもういいかと思っていたのになんだか気になって、まだ上映中の映画館を検索して十三まで。
久しぶりの十三は、やっぱり十三って感じ。ごちゃごちゃと賑やかで、少し路地に入ればピンクなお店から「どうですか?」という客引きの声。まだ昼の2時です。
映画は、凡そ想像していた通りの部分に加え、ちょっとした遊び心も。
劇中、モリが絵を描くところはワンカットも撮られていなかったけど、あの有名な絵のモチーフとなった景色や動物も散りばめられてあり“ほどよい”演出です。
また別のシーンでも、夕食後の団欒のあと奥さんが「そろそろ学校の時間ですよ」と声を掛け、モリが「みんなは学校に行かなくていいなぁ……」と少し大儀そうな感じでアトリエに入る姿を映すにとどめています。
実際の熊谷守一は絵を描くところを人に見せなかったそうですから、そういう姿をあえて撮らないというところにも作り手の敬意のようなものを感じました。
映画を観たあと、梅田の繁華街を歩き商業ビル群を見上げれば、なんだか少しうんざりとした気持ちに。
モリさんじゃありませんが、私も外の世界が大きすぎる気がして、自分の身の丈にあった楽園を探したいとそんな思いにもなる、ある家族の幸せな暮らしを描いた一本でしたね。
【映画館】 シアターセブン
【キャッチ・コピー】
喜びも悲しみも乗り越えて結婚52年目。
文句はあるけど、いつまでも二人で
【映画全体の印象】(・_・)
【感想】
行きそびれてもういいかと思っていたのになんだか気になって、まだ上映中の映画館を検索して十三まで。
久しぶりの十三は、やっぱり十三って感じ。ごちゃごちゃと賑やかで、少し路地に入ればピンクなお店から「どうですか?」という客引きの声。まだ昼の2時です。
映画は、凡そ想像していた通りの部分に加え、ちょっとした遊び心も。
劇中、モリが絵を描くところはワンカットも撮られていなかったけど、あの有名な絵のモチーフとなった景色や動物も散りばめられてあり“ほどよい”演出です。
また別のシーンでも、夕食後の団欒のあと奥さんが「そろそろ学校の時間ですよ」と声を掛け、モリが「みんなは学校に行かなくていいなぁ……」と少し大儀そうな感じでアトリエに入る姿を映すにとどめています。
実際の熊谷守一は絵を描くところを人に見せなかったそうですから、そういう姿をあえて撮らないというところにも作り手の敬意のようなものを感じました。
映画を観たあと、梅田の繁華街を歩き商業ビル群を見上げれば、なんだか少しうんざりとした気持ちに。
モリさんじゃありませんが、私も外の世界が大きすぎる気がして、自分の身の丈にあった楽園を探したいとそんな思いにもなる、ある家族の幸せな暮らしを描いた一本でしたね。
タグ:2018年映画
シェイプ・オブ・ウォーター [映画館に行こう]
【鑑賞日】 2018年3月10日
【映画館】 TOHOシネマズなんば別館
【キャッチ・コピー】
切なくも愛おしい愛の物語。
【映画全体の印象】(・_・)
【感想】
言葉を話せない女性と半魚どんのエキセントリックなラブ・ロマンス映画。
アカデミー賞の影響もあったと思いますが、女性の割合が高めでまずまず席は埋まっていたかと。
かく言う私も、スルーするつもりが受賞のニュースを聞いて、「そんなに?」と足を運んでしまった一人です。
映画の方は、物語の舞台が怪しい秘密施設であったり、古い映画館の上の住まいであったりと、日常の中に不思議な非現実感があって、それでいて登場する人達の人物像もいまいち掴めない感じなので、なんだか映画全体に違和感というか不協和音みたいなものが漂い、この監督さん独特の世界観に包まれていたという印象です。
正直、受賞に見合ったものかどうかはなんとも。
ちなみにこの半魚どん、可愛さは皆無なので(むしろ、えげつない)、そこが女性客に受け入れられたのかどうかも、てんてんてん、です。
【映画館】 TOHOシネマズなんば別館
【キャッチ・コピー】
切なくも愛おしい愛の物語。
【映画全体の印象】(・_・)
【感想】
言葉を話せない女性と半魚どんのエキセントリックなラブ・ロマンス映画。
アカデミー賞の影響もあったと思いますが、女性の割合が高めでまずまず席は埋まっていたかと。
かく言う私も、スルーするつもりが受賞のニュースを聞いて、「そんなに?」と足を運んでしまった一人です。
映画の方は、物語の舞台が怪しい秘密施設であったり、古い映画館の上の住まいであったりと、日常の中に不思議な非現実感があって、それでいて登場する人達の人物像もいまいち掴めない感じなので、なんだか映画全体に違和感というか不協和音みたいなものが漂い、この監督さん独特の世界観に包まれていたという印象です。
正直、受賞に見合ったものかどうかはなんとも。
ちなみにこの半魚どん、可愛さは皆無なので(むしろ、えげつない)、そこが女性客に受け入れられたのかどうかも、てんてんてん、です。
タグ:2018年映画
スター・ウォーズ 最後のジェダイ [映画館に行こう]
【鑑賞日】 2018年1月1日
【映画館】 TOHOシネマズなんば
【キャッチ・コピー】
光か、闇か・・・
【映画全体の印象】(・_・)
【感想】
先に見た五十半ばの友人が、「こんな凄い映画見たことない!」と絶賛。
併せてすべてのスター・ウォーズ・シリーズも見たと、目をらんらんと輝かせ興奮気味に語っていたので(その前は同じように「ロード・オブ・ザ・リング」に感動していた)、フラットな気持ちで見ようと努めながらも、やや高い期待感のまま映画館へ。恒例の元旦鑑賞です。
なるほど・・・
彼ほどのテンションには至らなかったが、楽しく鑑賞できました。
でも正直なところ、戦闘シーンの派手さはあるものの、やっぱりのりきれなかった。
ヒロインのデイジー・リドリーは健康的で華のある子だなーと思うが、ほかにこれといった魅力的なキャラもいないし、特にヒールが・・・
ファースト・オーダー!?スノーク!?よくわからない。そもそもなんで宇宙がまだこんなに混乱しているのかも・・・
これからのシリーズでは、なんでもかんでも詰め込むよりは、もう少しキャラやストーリーに奥行きをもたせてもらえればなーと、そんなところでしょうか。次作に期待。
【映画館】 TOHOシネマズなんば
【キャッチ・コピー】
光か、闇か・・・
【映画全体の印象】(・_・)
【感想】
先に見た五十半ばの友人が、「こんな凄い映画見たことない!」と絶賛。
併せてすべてのスター・ウォーズ・シリーズも見たと、目をらんらんと輝かせ興奮気味に語っていたので(その前は同じように「ロード・オブ・ザ・リング」に感動していた)、フラットな気持ちで見ようと努めながらも、やや高い期待感のまま映画館へ。恒例の元旦鑑賞です。
なるほど・・・
彼ほどのテンションには至らなかったが、楽しく鑑賞できました。
でも正直なところ、戦闘シーンの派手さはあるものの、やっぱりのりきれなかった。
ヒロインのデイジー・リドリーは健康的で華のある子だなーと思うが、ほかにこれといった魅力的なキャラもいないし、特にヒールが・・・
ファースト・オーダー!?スノーク!?よくわからない。そもそもなんで宇宙がまだこんなに混乱しているのかも・・・
これからのシリーズでは、なんでもかんでも詰め込むよりは、もう少しキャラやストーリーに奥行きをもたせてもらえればなーと、そんなところでしょうか。次作に期待。
タグ:2018年映画
ブレードランナー2049 [映画館に行こう]
【鑑賞日】 2017年10月28日
【映画館】 TOHOシネマズなんば
【キャッチ・コピー】
知る覚悟はあるか―。
【映画全体の印象】 (・_・)
【感想】
冒頭、虹彩の神秘的なアップ映像が映り、ニタリとした人も多かったのではないでしょうか。
前作の舞台は2019年。酸性雨の降り注ぐ暗く湿った無機質な未来都市に、ヴァンゲリスの詩的で荘厳な、そしてどこか哀愁も漂う電子音の曲がのっかり、カルト化するくらい秀逸な近未来に仕上がっていたかと思います。
芸者ガールが映る「強力わかもと」の電子広告や、タイレル社の社長室などは印象的でした。
今作はタイトルどおり、それから30年後の世界。
作り手も35年の時を経て変わりましたが、前作を踏襲しつつ独自の世界観や未来像を作り上げ、よりスタイリッシュで洗練された感じがあります。
さらに今作は、アンドロイドの悲哀を描いた前作から、驚きのストーリー展開。
お話の終盤にはあの人も登場し(序盤には折り紙のうまいあのおじさんも)、なかなかファンの心をくすぐる演出でした。
確かに前評判どおり、ある年代の人にしかウケないと評されたこともわかる気がしますし、いろいろ盛り込まれたことで“ブレードランナー”としての評価も分かれるところだと思いますが、それでもあの年代の者としてはまずまず楽しませてもらいました。
そして、この続編を観てから、オリジナルを初めて目にした時の鮮烈な記憶やノスタルジックな思いなんかも呼び起こされたので、そういう意味でも観てよかったかなと思いました。
【映画館】 TOHOシネマズなんば
【キャッチ・コピー】
知る覚悟はあるか―。
【映画全体の印象】 (・_・)
【感想】
冒頭、虹彩の神秘的なアップ映像が映り、ニタリとした人も多かったのではないでしょうか。
前作の舞台は2019年。酸性雨の降り注ぐ暗く湿った無機質な未来都市に、ヴァンゲリスの詩的で荘厳な、そしてどこか哀愁も漂う電子音の曲がのっかり、カルト化するくらい秀逸な近未来に仕上がっていたかと思います。
芸者ガールが映る「強力わかもと」の電子広告や、タイレル社の社長室などは印象的でした。
今作はタイトルどおり、それから30年後の世界。
作り手も35年の時を経て変わりましたが、前作を踏襲しつつ独自の世界観や未来像を作り上げ、よりスタイリッシュで洗練された感じがあります。
さらに今作は、アンドロイドの悲哀を描いた前作から、驚きのストーリー展開。
お話の終盤にはあの人も登場し(序盤には折り紙のうまいあのおじさんも)、なかなかファンの心をくすぐる演出でした。
確かに前評判どおり、ある年代の人にしかウケないと評されたこともわかる気がしますし、いろいろ盛り込まれたことで“ブレードランナー”としての評価も分かれるところだと思いますが、それでもあの年代の者としてはまずまず楽しませてもらいました。
そして、この続編を観てから、オリジナルを初めて目にした時の鮮烈な記憶やノスタルジックな思いなんかも呼び起こされたので、そういう意味でも観てよかったかなと思いました。
タグ:2017年映画
エイリアン コヴェナント [映画館に行こう]
【鑑賞日】 2017年10月6日
【映画館】 なんばパークスシネマ
【キャッチ・コピー】
絶望の、産声。
【映画全体の印象】 (・_・)
【感想】
カニみたいな顔の宇宙人と戦わない方のエイリアン。
5年前公開された「プロメテウス」の続編で、同じく監督はリドリー・スコット。お話は前作の11年後の出来事ですが、全体の時系列でいうと、1979年公開最初のエイリアンの前日譚で、本作はその2作目。このあと3作目が作られて、最初のエイリアンに繋がるらしい。
お話の内容としては、へぇ~そんなことあったんか、デヴィットとかいうアンドロイド悪いやっちゃなぁ、と思うくらいでしたが、SFパニック映画としては安定したおもしろさ。
あと、エイリアン・シリーズといえば、シガニー・ウィーバーのように女性の活躍が注目されますが、今作のキャサリン・ウォーターストンも大変魅力的で、これからどんな作品に出演されるのか楽しみな女優さんです。
さて次回作、公開は何年後になるのでしょう。また興味を引くものであればよいのですが、私自身も興味を失っていなければよいのですがと、ともかく、楽しみに待ちたいと思います。
【映画館】 なんばパークスシネマ
【キャッチ・コピー】
絶望の、産声。
【映画全体の印象】 (・_・)
【感想】
カニみたいな顔の宇宙人と戦わない方のエイリアン。
5年前公開された「プロメテウス」の続編で、同じく監督はリドリー・スコット。お話は前作の11年後の出来事ですが、全体の時系列でいうと、1979年公開最初のエイリアンの前日譚で、本作はその2作目。このあと3作目が作られて、最初のエイリアンに繋がるらしい。
お話の内容としては、へぇ~そんなことあったんか、デヴィットとかいうアンドロイド悪いやっちゃなぁ、と思うくらいでしたが、SFパニック映画としては安定したおもしろさ。
あと、エイリアン・シリーズといえば、シガニー・ウィーバーのように女性の活躍が注目されますが、今作のキャサリン・ウォーターストンも大変魅力的で、これからどんな作品に出演されるのか楽しみな女優さんです。
さて次回作、公開は何年後になるのでしょう。また興味を引くものであればよいのですが、私自身も興味を失っていなければよいのですがと、ともかく、楽しみに待ちたいと思います。
タグ:2017年映画