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広島尾道「西山本館」の朝ごはん(2020年夏) [朝食ワンダーランド]

2021年末で惜しまれつつも休館となった登録有形文化財の宿。
創業は昭和5年だったというので約90年歴史があったわけです。

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建物は大正時代後半の建築で、この当時木造3階建てというのは珍しかったと聞く。
通りを歩けば目を引く佇まい、尾道にぴったりな雰囲気。

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3階まである館内の吹き抜け。

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電話室ってのは時代を感じる。

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お部屋は書院造りで純和風、和を好む人にはうってつけの設え。

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別部屋に用意された朝食。

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ひじきとむきエビの入ったサラダと豚肉か何かパテと蒲鉾、じゃこの入った大根おろしと梅干、それに炊き合わせと焼き魚、朝食らしくあっさりとした味わいの品々。

お魚は「でべら」かな、タマガンゾウビラメって尾道では名物になっている魚。
そんなに食べる身が多くなく骨ばっているのでちょっとお酒のアテっぽい魚ですが、この御宿で食べるから成立する気もします。

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普段の朝食よりは当然贅沢だけど、宿で食べる朝食としてはそれほど贅沢でない気もしますが、縁側で過ごす食後のひと時がなんとも贅沢。
何気ない食事と心安らぐ余韻、こういうのが大事だなーと思います。

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若社長さんに焼肉をごちそうしてもらいました [お宿ものがたり]

私が勤める旅館の女将さんにはご子息がいて、この方は東京で飲食店をしながら旅館の経営にも携わっておられます。

その方が旅館に帰省し夕食に誘ってくださったので、板長さんと正社員の女の子と一緒に福山の焼肉屋さんに行きました。
もしかしたらお酒を嗜まない私に帰りの車の運転をしてもらいたいという意図があったのかもしれませんが、それでも豪勢な夕食にありつけるのだからお安い御用。

ホルモンから高級な部位まで食べた食べた、贅沢の極みとはこの事です。

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旅館は正社員3人を迎えた新体制、何やら若社長はこの地域で1番の旅館を目指すと息巻いておられます。

そういう順位や勝った負けたみたいな考え方に共感できたわけではありませんが、上昇志向で社員を引っ張っていこうとする気概はよろしいかと。非正規労働者ではありますが私にできることがあれば協力を惜しまないつもりです。
ごちそうさまでした。

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別府八湯・由布院温泉で少し遅い正月休みです(2) [旅のおもひで]

別府八湯鉄輪(かんなわ)の圧倒的な温泉資源、ここにどれだけの温泉施設や御宿があるのだろう。

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本日の宿泊先「温泉閣」はなかなか歴史のありそうな佇まい。
同じ?敷地内にお寺が……おもしろそうな御宿だ。

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宿には加水のない源泉100%の内湯が4つ。外湯に行く必要はなさそう。

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食事は部屋食。
女将さんのご主人が板長さんで、80代半ばの方の嬉しいおもてなし料理。
握り寿司ってのはめずらしい。
たくさんの魚料理のあと牛肉のステーキが出てきて、これでもう打ち止めだろうと思っていたら魚介類とお野菜の「地獄蒸し」が……満腹だ。

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食事前と就寝前、朝の寝起きと3度の入浴。
特に朝一番の入浴は熱いのなんの……しばらくポッカポカ。
家庭的で気安いとてもいい御宿でした。

宿を出て周辺の「地獄めぐり」をする。
温泉と噴気が同時に出るところをこの辺では「地獄」という。

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入浴剤を入れたような色の地獄。

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地獄を利用してワニもたくさん飼育されていました。
下手に身を乗り出せば血の海地獄になる。

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色とりどりの地獄がいっぱい。

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地獄蒸しも人気。
この地獄窯がご家庭にあるところもままあるようで、泊まったお宿の庭にも「ご自由にどうぞ!」と。
もうあっちもこっちも地獄だ。

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地獄を巡ったあとは共同湯で極楽。
地元の人でなくとも、無料あるいは100円150円程度で利用できる浴場がいくらかあります。

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鉄輪温泉の次は、別府駅周辺の別府温泉へ。
別府温泉を象徴する竹瓦温泉でもひとっ風呂。
なんだか迫力のある共同湯、唐破風の屋根がしぶい……

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浴場内はもっとしぶい……
階段には擬宝珠まである。

本日の宿にチェックイン。
別府観光の父と言われる油屋熊八と縁の深い「亀の井ホテル別府」……立派だ。

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明るくて清潔感のある大浴場は老若男女問わず人気。
同じ階にゲームセンターや縁日のような駄菓子屋風のお店があり、家族客を楽しませることにも余念がない。

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2食付プランの夕食は館内レストランで豪華海鮮丼。
ネタが新鮮だったのか、回し掛けしたお酢が美味しかったのか、思っていた以上の美味しさに満足。
そして、夜食に「担担麺」のサービスもあり。しっかりいただきました。
さすがリゾートホテルグループ、食事にお風呂その他諸々宿泊者の心つかむ工夫がいっぱい、満足度は高い。

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おみやげは市民の台所的な市場の総菜屋さんで、太い玉子焼きと紫蘇の効いたかんぴょうが入った巻き寿司を購入。
評判通りのお味、お渡した皆さんにも好評。リュックがずっしり重くなったけどその甲斐はあった。

温泉三昧の旅、ふやけるくらい入った温泉でココロもカラダもリフレッシュ、ババンバ、バンバンバン、アビバドンドン♪ってな感じ。
さすが別府、いい湯だなぁ……また行こうと思う。

タグ:大分 温泉 すし
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別府八湯・由布院温泉で少し遅い正月休みです(1) [旅のおもひで]

年末年始のお仕事もひと段落して、ようやく自分のお正月休み。
少々お疲れ気味の身体を癒すべく、おんせん県へ。

早朝に島を出発。海上で見る日の出は手を合わせたくなるような美しさ。

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御来光の如き景色を見たご加護か、新幹線車内でお財布を拾う。
失礼して中身を確認すれば、現金5万円ほどと交通系ICカード、それに本人の名前が書かれたポチ袋が2つ。
まだ若い社会人だろうか、手元に戻ればよいが……

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小倉駅の駅そばで朝食。名物「かしわうどん」をいただく。うまい。

車窓の景色に目を奪われているうちに別府湾が見えてきました。
別府駅からバスで山を越えて、湯布院に到着。

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お休みも明けているはずですが、なかなかの人出。韓国などからの外国人観光客が多い印象。

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駅から金鱗湖までブラブラしたのち「天井桟敷」という素敵なカフェでひと休み。

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ホテルの送迎車が来るので由布院駅に戻れば、観光列車特急「ゆふいんの森」の向こうに、クルーズ列車「ななつ星」を発見。

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こんな列車で食事して寝泊まりしてみたいなぁ……と、庶民の儚い夢。

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そんな庶民に夕陽で赤く染まった由布岳が温かくお出迎え。

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前々日の夜に2食付きで予約できたことは幸い。
瓦型の鉄板で焼く牛肉と大分とり天が嬉しい。

前の席はロビーで見かけた外国人ツアーの添乗員と運転手。
きっと度々来館されているのだろう、ホテルの人達とも遠慮のない感じだ。

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湯けむりが充満する大浴場は10人そこらの入浴でも狭さを感じない開放感。
明くる朝の由布岳を眺めながらの露天風呂も格別。

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お世話になった三角屋根のホテルと由布院の町に別れを告げて、バスは別府へ。

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途中下車して、ロープウェイで鶴見岳に登る。

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遠くには九州山地の山並みがよく見える。山の稜線と霞が美しい。

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眼下の別府の町と別府湾も綺麗だ。

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2023年の始まりには最高のロケーション。鉄輪(かんなわ)温泉も楽しみです。

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淡路島洲本温泉「海月館」の朝ごはん(2022年秋) [朝食ワンダーランド]

家族連れの多い観光ホテル、朝食はわいわいとビュッフェ。選ぶ楽しさがあります。

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その日の朝に調理したであろうものが多く並んでいて、地の物、郷土の味なんかは旅の楽しみを感じられる。
おかずは和洋いろいろ、きっとナゲットやポテトは子供向けかもしれませんが、おじさんも好きなのでついつい取ってしまう。

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めずらしいと思ったのはマグロやイカなどのお刺身があったこと。
地の物であろうシラスも嬉しい。そして、それが乗っかった海鮮ちらし寿司(ご飯だったか)ももちろんいただきました。

特にお椀の汁ものがよかった。
出された料理に何か一品でも美味しいものがあれば、人は満足してその宿の料理が印象に残る、という様なことを聞いたことがありますが、確かにあの肉厚の鯛の切り身とお出汁のお味がまだ口の中に残っている感じがします、美味しかった。

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